近畿化学協会

エレクトロニクス部会

エレクトロニクス部会について

部会長 安蘇 芳雄 (大阪大学産業科学研究所)
部会員数 136名

>>エレクトロニクス部会要綱

最新情報

※研究会( 公開講演会等を除く )へのご参加は部会員の方に限らせて頂いておりますので、予めご了承下さい)

=平成29年度事業予定=

平成29年度第2回研究会
「高分子材料に注目したエレクトロニクス関連技術 -第2弾-」
 案内プログラム  
日時 平成30年2月7日(水)14:00~18:30
会場 大阪科学技術センター 4階403号室
(大阪市西区靱本町1-8-4、TEL.06-6443-5324)
<交通>地下鉄四ツ橋線「本町」駅25・28 番出口より北へ徒歩約7分、うつぼ公園北詰め.
http://www.ostec.or.jp/access.html

【講演会】<質疑応答5-10分含む>

題目および講師 (1)有機薄膜太陽電池用高分子材料の開発(14:00~15:00)
広島大学大学院工学研究科 教授 尾坂  格 氏
本講演では、有機薄膜太陽電池の高効率化に向けた高分子系半導体材料の設計と、構造-物性相関について紹介する。また、有機薄膜太陽電池のボトルネックである光エネルギーロス(電圧ロス)の低減について、材料面からのアプローチについて議論する。

(2) 機能性ナノ材料を用いた多機能テキスタイルデバイスの創成(15:00~16:00)
信州大学繊維学部化学・材料学科 教授 木村  睦 氏
ファイバー内・表面にナノ材料を導入した機能性ファイバーを紡糸し、これらのファイバーを編織によるセンサー・アクチュエーター機能を持つ多次元性テキスタイルデバイスに関し研究開発を進めている。講演では、テキスタイルデバイスのための様々なプロセスおよび応用展開について紹介を行う。

(3) 生物の身体デザインに着想を得た柔軟材料で創るソフト・ロボット(16:10~17:10)
東京大学大学院情報理工学系研究科 特任講師 梅舘 拓也 氏
われわれの日常生活や自然環境とダイナミックに力のやり取りをしながら、生物のようにしたたかにしぶとく駆動するロボットを設計するためには、そのボディに生物同等の柔軟さを持たせる必要がある。このようなロボットの実現には、工場や物流センタで使われる硬いロボットの常識に捕らわれず、ソフト・ロボティクスのための設計・制御・製造方法を新たに構築する必要がある。本講演では、そのような観点から近年注目を集めているソフト・ロボティクスと言う研究領域と我々の取り組みを紹介する。

【懇親会】*講師の先生を囲みアフターディスカッションを兼ねたビアパーティを開催致します。

時間 17:15~18:30
場所 Parkside Grill 壽(JU)
(大阪市西区京町堀1-13-20 メゾンド京町堀1F TEL.06-6443-7388、会場より徒歩約3分)
参加費 【講演会】部会 会員:無料
【懇親会】3,000円(当日お支払いください)
申込方法 [参加申込フォーム]に必要事項(行事名、(1)参加者氏名、(2)勤務先(所属)、(3)連絡先(電話・FAX番号、E-mail)、(4)懇親会参加の有無)を記入のうえ、下記宛お申込みください。
※参加証は送付しませんので、直接会場にお越しください。
申込先 一般社団法人近畿化学協会 エレクトロニクス部会
〒550-0004 大阪市西区靭本町1-8-4 大阪科学技術センター6階
電話06-6441-5531 FAX.06-6443-6685 E-mail: fujita(atmark)kinka.or.j
平成29年度第1回研究会
「高分子材料に注目したエレクトロニクス関連技術」
日時 平成29年12月13日(水)14:00~18:30
会場 大阪科学技術センター 6階605号室
(大阪市西区靱本町1-8-4、TEL.06-6443-5324)
<交通>地下鉄四ツ橋線「本町」駅25・28 番出口より北へ徒歩約7分、うつぼ公園北詰め.
http://www.ostec.or.jp/access.html

【講演会】<質疑応答5-10分含む>

題目および講師 (1) フレキシブルエレクトロニクスを活用したIoTシステムの構築 ~ご家庭内での脳のセルフケア、構造物ヘルスケアを実例に~(13:30~15:00)
大阪大学栄誉教授/ 大阪大学 産業科学研究所 教授 関谷  毅 氏

本講演では、シート型のIoTセンサシステムについて紹介する。ここでは単なる材料やデバイス開発ではなく、回路・システム・電源・通信・情報処理までを一貫してつなぎ、実空間より得られる膨大な情報を可視化、自動診断する技術開発について詳細に述べる。その具体例として、ご家庭での脳のヘルスケアを可能にするパッチ脳波センサシステムや、長期間構造物の自動保全を可能にする構造物ヘルスケアセンサシステムについて紹介する。

(2) 電子デバイスの多様化に対応する実装材料技術の進展(15:00~16:00)
群馬大学大学院理工学府知能機械創製部門 准教授 井上 雅博 氏

近年、ウェアラブルデバイスに代表されるように電子デバイスの多様化が顕著になってきた。この流れに対応するため、電子実装技術においても従来のフレキシブル回路の概念を拡張し、伸縮性に対応できる電子回路を実現するための検討が進められるようになった。しかし、材料技術や生産技術において課題が多く残されている。本講演では伸縮性印刷ペースト材料の材料技術や周辺実装技術の課題について議論したい。

(3) メタロ超分子ポリマーのエレクトロクロミック特性と表示デバイス応用(16:10~17:10)
(国研)物質・材料研究機構 機能性材料研究拠点 電子機能高分子グループ グループリーダー 樋口 昌芳 氏

メタロ超分子ポリマーは、金属イオンと有機配位子が交互に繋がった構造を有する超分子型ポリマーであり、金属イオンの電気化学的酸化還元によって、可逆なエレクトロクロミック特性を発現することを見出した。本講演では、メタロ超分子ポリマーのエレクトロクロミック特性の特徴と、それを利用した表示デバイス応用について紹介する。

【懇親会】*講師の先生を囲みアフターディスカッションを兼ねたビアパーティを開催致します。

時間 17:15~18:30
場所 POSTINO CAFE(大阪市西区京町堀1-8-27、会場より徒歩1分)
参加費 【講演会】部会 会員:無料
【懇親会】3,000円(当日お支払いください)
機能性色素部会・エレクトロニクス部会 共催 ~一般参加歓迎~
第8回機能性色素および先端材料に関する東アジアシンポジウム[EAS-8]
The 8th East Asia Symposium on Functional Dyes and Advanced Materials
日時 平成29年 9月20日(水)~22日(金)
会場 会 場 CSIR-NIIST, Thiruvananthapuram, Kerala, INDIA
※詳細は、EAS-8 ホームページ にてご確認ください。
機能性色素・エレクトロニクス部会 合同
「見学・研修セミナー@日東電工(株)Inovas」
日時 平成29年 7月10日(月) 14:00~18:30
会場 日東電工(株)茨木事業所 正門 <集合場所>
(大阪府茨木市下穂積1-1-2、TEL.072-622-2981(代表))
※詳細プログラムは機能性色素部会欄をご参照ください。
機能性色素・エレクトロニクス部会 合同公開講演会 ~一般参加歓迎~
テーマ「ディスプレイ材料に関する最近の動向と新展開」
日時 平成29年 4月26日(水)10:00~18:30
会場 大阪科学技術センター8階中ホール
[大阪市西区靭本町1-8-4 電話06-6443-5324]
※詳細プログラムは機能性色素部会欄をご参照ください。

=平成28年度事業予定=

平成28年度第3回研究会
「広がりを見せる多様なナノサイズ材料とその応用の最前線」
案内プログラム(pdf)  部会機関誌「Electronics Communications」
『研究会活動報告』記事<ID/Pas.が必要です>
日時 平成29年1月16日(月)13:30~18:30
会場 大阪科学技術センター7階701号室
(大阪市西区靱本町1-8-4、TEL.06-6443-5324)
<交通>地下鉄四ツ橋線「本町」駅25・28 番出口より北へ徒歩約7分、うつぼ公園北詰め.
http://www.ostec.or.jp/data/access.html

【プログラム】

講演会 (1)聴覚の工学的考察とその応用(13:30~14:20)
鹿児島大学大学院理工学研究科機械工学専攻 准教授 村越 道生 氏
感覚器官は生物個体と外界を繋ぐインターフェイスであり、進化の過程において高度にシステム化されてきた。そのためそのメカニズムには不明な点が多い。反面、その特化した特性を利用できればこれまでにない全く新しいシステムの創出が期待できる。本講演では、聴覚の工学的考察(主に機械工学的視点で)を試み、最新の研究動向とともにその応用可能性について検討する。

(2)ウォータージェット法で製造したセルロースナノファイバーの特長と応用事例(14:20~15:10)
(株)スギノマシン 経営企業本部新規開発部開発プロジェクト一課 チーフ 小倉 孝太 氏
植物の主成分であるセルロースをナノレベルまで解繊したセルロースナノファイバー(CNF)は、高強度低熱膨張、軽量といった優れた特長をいくつも有している。そのCNF の製造方法として、当社のウォータージェット法は最も優れた方法の一つである。本講演ではウォータージェット法で製造したCNFの特長と応用事例を紹介する。

(3)炭素系材料コーティングによる表面の高機能化(15:20~16:10)
東京工業大学大学院工学院機械系 准教授 赤坂 大樹 氏
様々な特性を材料の表面に付与する様々なコーティング技術が実用化されている。特に軽量で多様な機能を付与できる炭素の機能を付与するためのコーティング技術について講演をする。高機能摺動膜として適用されているダイヤモンド状炭素(DLC)膜の球へのコーティングや金属やプラスチック等とCNT 等の炭素材料からなるナノ炭素コンポジット被膜の形成技術まで膜を形成した現物の回覧とともに講演する。

(4)量子ドットの基礎と応用(16:10~17:00)
冨士色素(株) 代表取締役 森  良平 氏
量子ドットとは0.5 - 3 nmの驚くほどの小さいサイズの半導体などの材料から構成される材料で、原子や分子数が数十から数千と数えることさえできるレベルの人口原子とも言われている材料である。量子閉じ込め効果に基づき、サイズ依存性の発光スペクトルを示す不思議な材料であり、量子ドット太陽電池、ディスプレイ、レーザー、量子ドットコンピューター、バイオイメージングなど様々な分野で応用できる可能性がある。本講演ではその量子ドットの基礎と応用について紹介する。
懇親会
(17:10~18:30)
於:同所地下1階B101号室、懇親会参加費:3,000 円 当日会場にてお支払いください。
※講師の先生を囲みアフターディスカッションを兼ねたビアパーティを行います。
※過去の行事はこちらをご覧ください。