近畿化学協会

近畿化学協会について

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 一般社団法人「近畿化学協会」は、『我が国科学技術の基盤を担う化学および化学技術の専門家集団として、その知識を結集し、学際研究や異種産業技術間の連係・交流の場となり、新技術開発を奨励し、我が国科学技術の振興と社会経済の発展に貢献することを目的』として活動しています。
 多様化する社会のニーズに添うため、あらゆる分野の熱意ある方々のご参加を歓迎いたします。


会長・歴代会長

会長
江口 太郎(大阪大学適塾記念センター 招聘教授)
歴代会長

会長挨拶

近畿化学協会会長 江口 太郎

 一般社団法人 近畿化学協会(通称キンカ)は2019年に創立100周年を迎えます。その設立は、窒素と水素を高温高圧下で直接反応させアンモニアを合成する技術の創始者で、ノーベル化学賞の受賞者フリッツ・ハーバー博士が来日された際の歓迎行事の推進母体として、近畿地区の学界・産業界の化学者約100名が呼応し「近畿化学者会」として発足したことに始まります。1919年1月18日、発足式の会場は大阪中之島で新築されたばかりの中央公会堂でした。当時の大阪は、人口が東京を抜いて日本一となり、「東洋のマンチェスター」と呼ばれる「大大阪」時代に近づいた頃です。関西産業界が元気だった時期に当たります。

 さらに100年前に遡ると、大阪は国際的な学問・芸術都市でした。大坂の五人の商人が出資してつくった学問所である懐徳堂およびその周辺で、山片蟠桃,富永仲基、上田秋成などの思想家、文学者が活躍しました。博物学の木村蒹葭堂、人体解剖記録を著した麻田剛立、暦の作成の間重富、エレキテルの橋本宗吉、蘭方医中天游、そしてその弟子、適塾の緒方洪庵へと自由闊達な学問文化が引き継がれていきました。

 キンカは、これらの伝統を引き継ぎ、サロン的雰囲気をもつ学協会で、関西にしか存在し得ない団体です。産・官・学のいろいろな好奇心あふれる人との交流を通して自己研鑽するという、人材育成に重きを置いた長期的視野に立った活動を続けています。次の100年に向けて、人とのつながりを武器に「何かおもしろいことをやる」ということを大切にし、第四次の産業革命とも言われる厳しい時代を乗り切り、キンカだけでなく関西ひいては日本を元気にしたいと思います。

情報公開

(公表)

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